目標の立てることの意味

介護職にとって、目標設定は2つの意味で重要な意味を持ってきます。1つ目はキャリアアップ・スキルアップのためのルートを設定すること。もう1つはモチベーションを維持できる環境を整えることです。

具体的な目標を掲げることで、効率よくスキルアップを目指していくための最短のルートを設定することができますし、こうした目標があれば、モチベーションを維持して働き続けることができます。激務ともいわれ離職率の高さが問題となっている介護業界では、介護職がキャリアを築いていくうえでこうした目標設定がとても大きな意味を持っているのです。

そのため、個人目標の立て方は、できるだけ目標と課題の両方を明確にすることがポイントになってきます。自分がどんなスキルや知識を身につけ、介護職としてどんなキャリアを重ねていきたいのか。そのために克服・改善する必要がある課題にはどんなものがあるのか。この2つを結びつけて「この課題をクリアすればこの方面でスキルアップができる」というルートを設定すれば、より目標に向かって努力しやすくなります。

それから、目標を達成するまでの期限を設けること。例えば、介護福祉士の資格を取得したいなら、いつまでに取得するかを明確にする。明確にすることで計画を立てて実現に向けて行動していく環境を整えることができます。もちろん、現実的ではない期限を設けてしまうと、かえって自分にプレッシャーをかけすぎてしまう恐れがあるので要注意、現実的に実現可能な期限設定を心がけましょう。※参照:充実したキャリアには目標設定が重要【介護士編】